世界中に脅威を与えている新型コロナウィルスは、今これを書い
ている時点では、世界中で約20万人が罹り、そのうち約5万人の
方が亡くなっていると発表されています。
致死率は約2%。
1918年に発生した世界初のパンデミックと呼ばれるスペインかぜ
の致死率は2.5%ですからそれに近いと言えます。
もちろん、スペインかぜが流行した時代と現代とでは医療レベル
がまったく違いますので正確に比較することはできませんが、
1億人という大量の死者を出したと言われるスペインかぜよりも
凶悪であることも予想されます。
現段階では「未知の部分が多い」ということが、人々が恐怖を
感じている要因なのではないでしょうか。
人間と疫病との戦いの結果は、致死率という数字である程度
判断することができますが、歴史上のこれまでの戦いの結果は
おおよそ以下の通りとなっています。
【致死率】
◆アジアかぜと香港かぜ 0.1%
◆他のインフルエンザ 0.1%以下
◆レジオネラ症 約15%
◆黄熱 20~50%
◆ペスト 60%
◆ザイールエボラウイルス 90%
◆狂犬病ウイルス 100%
◆炭疽 90%以上
人や物が自由に行き来する現代社会では、むかしには無かった
新しい問題もこれから出てくるかもしれません。
今、世界中の人たちが直面しているのは「未知」であり、どうや
っていけば良いのか試行錯誤しながら進んでいくしかありません。
あきらめない者たち(バージョン5)/作曲:山谷 知明