何かやりたいことが決まったら、まず道具を揃えましょう。
「必要最小限」
ということを肝に銘じ、それをするために絶対に必要な道具だけ
を揃えましょう。
「プロが愛用している」
などといった情報に心を寄せたり、高価なものを買い揃えようと
したりするのではなく、現在の自分自身に合った必要最小限の
ものを用意しましょう。
現在持っている何かで代用できそうな時は、すすんで代用を考え
ましょう。
あなたの目的は、
「完璧な道具を揃えること」
ではなく、
「ひとまず目的(仕事)を完遂すること」
だからです。
道具が揃ったら、実践をしながら完成を目指しましょう。
完成を目指すということは、
「こうなったら完成」
という自分なりのゴールを決めるということです。
ゴールを決めなかったら、やりがいや達成感を得られませんし、
いつまでも同じ場所をグルグルと回遊することになるでしょう。
また、実践をするというのは、たくさんの失敗を積み重ねながら、
やっとのことでちょっとだけ成功するということです。
小さな成功の下には無数の失敗が積み重ねてあり、そのような
無数の失敗の屍の山の頂上に、成功がちょこんと乗っている
ようなイメージです。
ひとまず、たった一つでも成功することを体験できたら、一連の
流れややり方を振り返ってみて、改善点を模索しましょう。
改善点を検討する段階で、道具の再調整も考えます。
そしてまた最初から始めます。
それを死ぬまで続けます。
プロローグ(バージョン2)/作曲:山谷 知明