小さな実践を積み重ねながら、大きなチャンスを待つ。
それが、仕事でも何でも人間が行うすべてのことに共通する、
成功の法則であると思っています。
しかし、「小さな実践を積み重ねる」ということはとても難しい
ので、それができる人はごく少数になります。
なぜ難しいのかと言うと、どれだけやっても、目に見える大きな
結果をなかなか得ることができないからです。
「小さな実践」と言うからには自ずから「小さな結果」になり、
それをつまらなく思ってしまうのでしょう。
こんなに長い間やっているのに、まったく結果が出ない、こんな
に長い間やっているのに、たったこれだけの結果か・・・という
ように、がっかりして継続することを止めてしまうのです。
日々の小さな実践は「訓練」だと思うと良いでしょう。
小さな実践を訓練のようにやっているうちに自分が鍛えられます。
感覚も磨かれてくるでしょう。
感覚が磨かれてくるということは、チャンスへの嗅覚が磨かれる
ということですから、ごくたまに目の前を通り過ぎる大きなチャ
ンスに気付くようになります。
大きなチャンスに気付くだけでは足りなくて、そのチャンスに
対処しようとする時に、日々積み重ねていた小さな実践の訓練が
活きてくることになります。
日々小さなことを継続しているだけで、いつかやってくる大きな
チャンスに気付き、それをモノにできるスキルも自動的に身に付
くということになります。
真夏の夜の夢/作曲:山谷 知明