日記

お化け番組の中にある夏と秋

僕が子供だった頃、夏休みになるとテレビで「あなたの知らない
世界」というお化けの特集番組をやっていて、毎シーズンとても
楽しみにしていました。

放送作家の新倉イワオさんが物静かな雰囲気で解説しながら進行
する番組でしたが、視聴者から寄せられた心霊体験の再現VTRの
出来映えが素晴らしく、とても怖かったのです。

1回の放送につき3つほどのお話が組み込まれていて、1、2本目は
とても怖く、まるでお化け屋敷のような作りになっていましたが、
3本目だけはなぜか物哀しく、人間の哀愁のようなものが込めら
れていて、胸がジーンとするようなエピソードが多かったような
気がします。

「心霊」の「霊」ではなく「心」の部分にスポットを当てた番組
構成だったのでしょうか。

同じように、現在も続いている大人気のお化け番組「本当にあっ
た怖い話」でも、最後に設置されるお話は、どこか哀愁があって
感動的な演出がなされていることが多いように思います。

僕はいつもそこに「秋」を感じます。

1つの番組の中でお化けに驚き恐怖に震えるエピソードはまさに
夏真っ盛り。お祭りを楽しんでいるようなものです。

しかしそれが終わり最後の1話は、夏の終わり、これから始まる
秋を予感させるのです。

今日の音楽

ゴースト/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。
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