近所に中古レコードのお店があることを最近知りました。
昭和36年創業ということですから、かなりの老舗です。
80年代、CDの登場によってレコードは終わったと言われましたが、
気が付けばいつしかCDは廃れ、現在はサブスク配信の時代です。
そして先月、CDの売り上げをとうとうレコードの売り上げが
上回ったというニュースがありました。
時代を経て、レコードがCDを打ち負かしたということになります。
AppleがWindowsに負けて、そして劇的な逆転劇を繰り広げたのと
同じような印象がありますね。
このような音楽メディアの変遷の歴史を経験して生き残ってきた
お店ということで、とても感動しました。
早速出掛けてみると、人の良さそうな店主と奥さんが、じっくり、
ゆっくり、丁寧に、というテーマを大切にしながら経営していら
っしゃいました。
レコードに対する愛、音楽に対する愛が店内に満ち溢れ、音楽好
きならばその空間に漂う音楽愛の存在に気が付くでしょう。
じっくり、ゆっくり、丁寧に。
これがもっとも大切な心構えであることに気付かされました。
なつかしい日々(ピアノ)/作曲:山谷 知明