間違いを認めたり、失敗を受け入れるというのは、人間にとって
とても難しいことです。
数多くの人殺しをした極悪人が牢屋の中で「俺は何も悪くない、
自分の身を守りたかっただけだ」などと言うことからも分かる
ように、人間は自分自身が正しいと堅く信じ込んでいるものです。
そのような心に自らメスを入れて、自分の間違いを認め、自分の
非を認め、失敗の責任を取るのは、とても難しいことであるとい
うことは容易に理解できますね。
人間はみんな自分が一番正しいと思っているのです。
この地球上のあらゆる争い、国家間の戦争だけではなく、
同僚や友人や家族との言い争いまですべて含めて、このことが
原因だと言えるでしょう。
ですから、
「わたしが間違いました」
と言える人や、プロジェクトの責任を一人で背負える人、自らの
失敗談を笑いながら話せるような人はとても強い人です。
禁じられた踊り/作曲:山谷 知明