日記

デジタルとアナログ、ペットボトルのお茶とお抹茶

2020年から、素籠りが強要される社会になり、あらゆることが
デジタルの範疇に封じ込められる事態になっています。

デジタルに頼らざるを得ない、デジタルに依存するしかないとい
う状況が続いています。これからも続くでしょう。

そうなってくるとアナログへの憧れが人々の心の中に生まれます。

インターネットを通してコミュニケーションするしかない現在、
他の人に会い、他の人と同じ空間で話したり食べたりすることが
とても希少で貴重なものとなっています。

デジタルは便利ですが、人間は血と肉でできているのですから、
最終的には血肉に直接作用するものを必要とするでしょう。

スマホの画面に表示されるドットの文字も、ZOOMによるテレビ
ミーティングの映像や音声もデジタルに変換されることによって
インターネットを回線を通ることができるのですから、そこに
アナログのあたたかさを乗せることはできません。

これはどれだけ解像度を上げても不可能なことです。

たとえば、高解像度の画像をパソコンやスマホの画面で見ても、
それを「きれい」とは思いますが、パキパキでキラキラの映像に
刺激を受けているだけで、果たしてそれによって心は本当の
「あたたかさ」を感じることができているでしょうか。

机の引き出しの奥から、古い写真を取り出して見てみましょう。
高解像度のデジタル画像をいくら見ても味わえない、あたたかい
感情が溢れ出すことをお感じいただけるでしょう。

音楽もいくらハイレゾにしても、高音質になるだけで、音楽が
持つ一番の価値である「あたたかさ」が完全にそぎ落とされて
いることを知っておいたほうが良いでしょう。

しかし、お茶を飲みたい時に、いつも時間をかけてお抹茶を淹れ
るわけにはいきませんね。通常はペットボトルのお茶を飲みます。

ペットボトルのお茶(デジタル)を飲みながら生活しつつ、
じっくり大切なひとときを味わいたい時にお抹茶(アナログ)を
選択するということになるでしょうか。

今日の音楽

憧れ/作曲:山谷 知明

作曲家・株式会社サウンドジュエルデザイナーズ 代表取締役/青森県出身・横浜市在住/映画音楽、テレビやCMの音楽、歌、舞台音楽など、幅広い色彩の音楽を、繊細な音楽表現で描いています。主な作品は、映画『校庭に東風吹いて』、『ひまわり 沖縄は忘れない あの日の空を』、『アンダンテ 稲の旋律』、テレビアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』など。特技は、集中力が長時間持続すること。好きなものは、美しいもの、映画、本、マカロン、チョコレート、高い所。好きな言葉は、「芸術家は弱者の味方である」。ドストエフスキー、太宰治、寺山修司、芥川龍之介、江戸川乱歩、夢野久作などを愛読しています。
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