言葉と心を一致させることを考えてみると良いでしょう。
なぜなら人間は、口から出た言葉と心の中にある本当の気持ちが
一致していないことがほとんどであり、そのことによってストレ
スを溜めこんでしまったり、感情がブレて正しい判断ができなく
なってしまうからです。
言葉が心を越えてしまうことが多いですね。
その場を保ちたいために本心ではないことを言ってしまったり、
スケールを拡大して言ってしまったり、ありもしないようなこと、
嘘を言ってしまうこともあるでしょう。
心の中にある本当の気持ちは、そんなものではないはずです。
言葉と心を一致させるためにはどちらかをどちらかに近付けて、
二つの間の距離をゼロにすることが必要なのですが、心を言葉に
合わせていくとストレスばかりが増大するでしょう。
ですから、言葉を心に合わせるようにしましょう。
悲しい想いをしていたら「わたしは今、悲しい」と言います。
楽しい想いをしていたら「わたしは今、楽しい」と言います。
1を思ったら、10や-10とは言わず、1と言います。
赤だと思ったら、青や黒とは言わず、赤と言います。
何か言葉を発する時には、まず自分自身の心を見てみましょう。
禁じられた踊り/作曲:山谷 知明