無心になって取り組むことのできる簡単なものを、何か一つ持っ
ておくと良いでしょう。
よくテレビで会社の社長がトイレ掃除をしているところが映った
りしますが、あれは無心になるための行動と言えるでしょう。
写経を日常生活の中に取り入れていらっしゃる方がいますが、
あれも無心になる時間を過ごすための一つの方法でしょう。
遊びや勉強は脳や感情が大きく動いてしまいますから、無心とは
対極にあります。
無心になる時間がなぜ必要なのかというと、人間は朝起きてから
夜眠るまで、脳や感情を激しく動かしています。
身体的には動いていないように見える場合でも、瞬間瞬間で脳や
感情が大きく揺さぶられています。
それによって、目に見えない疲労がどんどん溜まってきます。
それを消し去るために、無心になる必要があるのです。
夜明け/作曲:山谷 知明