ティム・ロビンス主演の映画『ショーシャンクの空に』のように、
壁に穴を空けて突破するためには、張り紙一枚分の狭い範囲を
延々と掘り続けるのがもっとも良い方法です。
範囲を定めずにあちこちに穴を空けようとすると、力が分散して
しまい、時間ばかりかかってしまうでしょう。
狭い範囲に一点集中して掘り続けるのが良いのです。
これと同じことを人間は自分自身の行動においてもやってしまっ
ていますね。
あれにもこれにも手を出して、結局は何一つモノにすることが
できません。
「どれか一つに決める」
ということがまず一番重要なのです。
力を注ぐのはその後です。
自分が何をするか、それを一つだけ決めます。
誰かに押し付けられたり勧められたりするのではなく、自分自身
の心で決めます。
そして、決めたことを実践する段階では、行動の範囲をできる
限り狭くします。
狭い部分に集中して掘り続けるイメージです。
楽器やスポーツの反復練習もこれと同じですね。
小さなことを延々とやり続けることでできるようになるのです。
あきらめない者たち/作曲:山谷 知明