子供の頃は、お化けや幽霊、妖怪をすいぶん怖がっていましたが、
大人になると、

「人間が一番怖い」

ということを骨の髄まで思い知ることになりますので、いつしか
お化けや幽霊、妖怪について「怖い」という気持ちは無くなりま
した。

お化けに関しては「怖い」というよりも、人間心理の比喩や
人生訓のような「面白さ」を、幽霊に関しては「怖い」という
よりも「悲しみ」を、妖怪については「怖い」というよりも、
自然や神々に対する畏敬の念と同じようなものを感じるように
なりました。

お化け屋敷に入って、口元から血を流している白装束の女の
お化けに出くわしてもまったく怖いと思わず、悲しみしか感じる
ことができません。

今日の音楽

深夜の訪問者/作曲:山谷 知明